今回も借入金に関連した経営指標をご紹介します。
企業の財務健全性を判断するための指標の一つに「借入金月商倍率」があります。
借入金月商倍率の計算式は、以下の通りです。
借入金額÷平均月商(1ヵ月当たりの平均売上高)
この借入金月商倍率は、企業が借入金をどの程度抱えているかを示す指標ですが、主に自社の借入規模を時系列で確認したい場合や同業他社との比較をする際に役立つ指標と言えます。
借入金が月商の3倍以下であれば健全性が高く、月商の6倍超になると借入過多である可能性が高いとも言われますが、業種によっても異なるため一概には言えません。しかしながら、売上規模が異なる同業他社との比較をする際は、この指標により計算することで、おおよその借入規模を把握することが可能となります。
企業経営において、借入をするかどうか、いくら返済すればいいかは極めて重要な経営課題です。借入金月商倍率は、自社を客観的に確認することができる経営指標でもあるため、一度自社の状況を把握されることをお勧めいたします。
試算表を読みこなすための経営指標(基礎編)は、今回で終了となります。
次回以降は、試算表を読みこなすための経営指標(中級編)となります。
これまでご紹介した経営指標を、今後も試算表を読みこなす際にご活用いただければ幸いです。