中小企業からグローバル企業まであらゆる経営課題に解決策を
組織や人材の成長にとって、上下関係や慣習に囚われず、仕事において感じたことを相手に率直にフィードバックすることはとても大切です。フィードバックによって、仕事のレベルをより高めていく機会が生まれ、本人の学習の機会も生まれます。フィードバックが無ければ、その逆もまた然りです。本心では、誰もが自分のしたことや行動に対してフィードバックを求めているということについて、多くの人が頷けるのではないでしょうか。...
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経営KEYWORD
2021年もあと残り10日ほどを残すのみとなりました。今月の経営KEYWORDは、私が今年読んだ本の中でナンバー1だと確信している『ビジョナリーカンパニーZERO』から「与えたい気持ちにフタをするな」を選びました。 本書は、世界1,000万部超の販売実績を誇る『ビジョナリーカンパニー』シリーズの最新刊です。このシリーズの著者であるジム・コリンズが、メンターだったビル・ラジアーの教えの中から、起業...
東京2020オリンピック競技大会は17日間の熱戦の末、2021年8月8日に閉幕しました。野球、ソフトボール、卓球の団体戦など、個々人の力はもちろん大切ですが、チームワークの良さがより良い結果へと導いた種目も数多く見ることができたように思います。会社であっても、組織を活性化させるために「もっとチームワークを良くするにはどうしたらいいだろうか」と日々取り組んでいる企業も多いのではないでしょうか。
私たちは日々何かを「選択」して生きています。その「選択」こそが私たち自身を形作り、経営者であればその企業を形づくっています。米国の主要IT企業GAFAの一つで、世界最大のECサイトであるAmazon。その創業者であるジェフ・ベソスは、とある難関大学の卒業式のスピーチで述べました。「他人を犠牲にしてでも賢い人でいたいですか?それとも、他人に優しくする人でありたいですか?」賢く優秀な学生達を前にして...
帝国ホテルに入社すると、「100-1=0」というサービスの心得を教わると言います。これは当時の第一勧業銀行出身で、後に社長、会長等を歴任された藤居寛氏の教えとして有名な言葉です。ホテルでは、ドアボーイがお客様をお迎えして、滞在中様々な担当者が連携しておもてなしし、最後にまたドアボーイがお送りします。その滞在中のどこか一つでもミスがあれば、他でどんなに素晴らしいサービスをしてもすべて台無しになって...
「日本資本主義の父」と言われ、明治時代に数多くの企業の設立に関わった大実業家である渋沢栄一。2021年の2月14日から渋沢栄一の生涯を描くNHK大河ドラマ「青天を衝け」がスタートし、2024年を目途に変更が予定されている新一万円札の肖像にも選ばれたことで、話題を呼んでいます。 その渋沢栄一の代表的な著作である『論語と算盤』は、「人はどう生きるべきか」「どのように振舞うのが人として良いのか」を学ぶ...
わずか3人で細々と始めた事業を、一代で世界的な企業にまで成長させ「経営の神様」と崇められた松下幸之助氏。皆さんもたくさん本や雑誌で、松下幸之助氏の経営哲学や経営のコツを目にされていることと思います。今回は私の好きな言葉の一つ、「雨が降れば傘をさす」について解説したいと思います。 ある新聞記者が松下氏のところに取材に来たとき、「あなたの会社は非常に急速な発展を遂げられましたが、どういうわけでそうな...
『ビジョナリーカンパニー』シリーズなど、世界累計販売部数1,000万部以上のベストセラーを世に送り出している著者ジム・コリンズ氏は、「良い会社から偉大な会社への飛躍とは、巨大な重い弾み車をまわし続けるようなものである」と述べています。(『ビジョナリーカンパニー弾み車の法則』(日経BP))巨大な弾み車は、力いっぱい押すとほんの数センチ動く。更に力を込めて押し続けると、ようやく一回転する。そこで手を止...
20世紀から21世紀にかけてビジネス界に最も影響力のあった思想家として知られるP.F.ドラッカー氏は、「マネジメントは、常に現在と未来、短期と長期を見ていかなければならない」と述べています。(『マネジメント 基本と原則』(ダイヤモンド社))組織に成果を上げさせるものがマネジメントですが、そのマネジメントのあらゆる問題、決定、行動には「時間」という複雑な要素が介在します。「存続と健全さを犠牲にして、...
かつて伝説の経営コンサルタントと言われた一倉定(いちくらさだむ)氏は、「社長は年単位でものを考える人である。年単位で何年も先のことを考えるのである。月単位でものを考えたら、何年も先のことなど考えられるものではない。」と述べています。(一倉定の経営心得(日本経営合理化協会))