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「マネジメントは、常に現在と未来、短期と長期を見ていかなければならない」 (P.F.ドラッカー氏)

2020/11/20

20世紀から21世紀にかけてビジネス界に最も影響力のあった思想家として知られるP.F.ドラッカー氏は、
「マネジメントは、常に現在と未来、短期と長期を見ていかなければならない」と述べています。
(『マネジメント 基本と原則』(ダイヤモンド社))
組織に成果を上げさせるものがマネジメントですが、そのマネジメントのあらゆる問題、決定、行動には「時間」という複雑な要素が介在します。
「存続と健全さを犠牲にして、目先の利益を手にすることに価値はない。
逆に、壮大な未来を手にしようとして、危機を招くことは無責任である」とも述べています。
つまり、時間のバランスが重要になるのです。


では、実際に事業のマネジメントにおいて、現在と未来、短期と長期をどのようにバランスさせれば良いのでしょうか。
P.F.ドラッカー氏は、著書(『現代の経営』(ダイヤモンド社))において、目標設定の重要性について随所で述べています。
「目標は常に、現在の手段と将来の成果、近い将来の成果と遠い将来の成果とのバランスを決定する」
ものとして「目標」を捉えています。
将来を予期し、今なすべき行動を決める「目標」の決定こそが、明日の成果を上げるためには必要なのです。


今何をするかを決めることで、未来の成果が決まる。
常に成果が求められている全ての組織や人々にとって、「時間軸」を意識することの重要性を感じることができる言葉だと感じます。
あがたグローバル税理士法人では、数値化された未来の姿を「見える化」するセミナーを開催しています。
ご興味を持たれた経営者の皆様のご参加をお待ちしています。


(2020年11月あがたグローバル経営情報マガジンvol.2
「今月の経営KEYWORD」に掲載)

執筆者

小林 藤子Fujiko Kobayashi

マネージャー・中小企業診断士

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