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2021/08/13
東京2020オリンピック競技大会は17日間の熱戦の末、2021年8月8日に閉幕しました。野球、ソフトボール、卓球の団体戦など、個々人の力はもちろん大切ですが、チームワークの良さがより良い結果へと導いた種目も数多く見ることができたように思います。会社であっても、組織を活性化させるために「もっとチームワークを良くするにはどうしたらいいだろうか」と日々取り組んでいる企業も多いのではないでしょうか。
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経営KEYWORD
2021/08/02
新型コロナ感染拡大に伴い、業種によって濃淡はありますが、企業は大きな打撃を受けています。直撃された業界にとっては、現在は非常時にあります。企業は非常時においてその耐久力が問われます。非常時の耐久力には平時の備えが必要になりますが、過度な備えは無駄につながります。「無駄なのか、備えなのか」、経営はいつの時代もそのバランスが問われます。
公認会計士井口秀昭のウェブコラム
2021/08/01
税務トピックスQ&A 8 月号Q.太陽光発電事業を行っている場合の法人事業税の課税方式が改正されたと聞きました。その概要と留意事項について教えてください。A.従来、法人事業税の申告において、電気供給業については「収入金額」に税率を乗じて税額を計算する収入割を申告することとされていましたが、税制改正により、令和 2 年&nb...
今月の税務・経営トピックスQ&A
2021/07/15
社長の皆さんに「長期計画を作成していますか」と尋ねると、大部分の方から「そんな先のことなんか分からないんだから、作ってないよ」との返答を受けます。一方で、このメルマガを読まれている会社さんであれば、「短期計画なら作ってるよ」と返答される方が7割以上だと思います。確かに、10年先の長期計画を作成しようと思ったら、数値計画の正確性は低く、経営方針の体系付けも難しい作業であることは否定できません。しかし...
2021/07/01
国土交通省が、利用時間帯によって鉄道運賃に差をつける変動運賃制について検討しているとの報道がありました(2021年6月2日付け日本経済新聞)。これは「ダイナミックプライシング」という価格設定の方法です。提供する商品の需要状況の違いによって、販売価格を機敏に変動させ、利潤を極大化させようとするのがダイナミックプライシングのねらいです。ITの進化で、そんなことも可能になったのだと感心するところもある...
2021/06/15
P.F.ドラッカーの名著の一つである『経営者の条件』(ダイヤモンド社)。成果を上げるために自らをマネジメントする方法について書かれた本書は、組織を通じて成果を上げたいと願うすべての人々にとって、多くの視座を得ることができる内容が盛り込まれています。P.F.ドラッカーは、成果を上げた人々のタイプは、性格などは千差万別でも、以下の八つのことを習慣化していたと述べています。(1)なされるべきことを考える...
2021/06/14
4月28日に行われたバイデンアメリカ大統領の初の議会演説が話題を呼んでいます。その中でも、私が特に注目したいのは「トリクルダウン経済はこれまで一度も機能したことがなかった」という言葉です。この言葉はこれまでの税制の流れを一変させるインパクトを有しています。
2021/06/01
税務トピックスQ&A 6 月号Q.当社は在宅勤務を導入していますが、在宅勤務に係る費用を会社でどのように負担すべきか悩んでいます。税法上はどのように取り扱われるのでしょうか。A.実費精算が原則従業員が在宅勤務を行う場合には、様々な費用が発生します。その際、従業員が負担した在宅勤務に通常必要な費用を「実費精算」する場合には、従業員に対する給与と...
2021/05/17
日々、コロナ関連のニュースを見てうんざりしている方も多いことと思います。 しかし我々は、コロナ後を意識して、前向きに経営のかじ取りをしていかなければなりません。 今月は、私が経営コンサルティング業務の現場で経営者の皆さんにお伝えしている内容の一部を紹介させていただきます。
2021/05/06
経済学ではかつて、一国の経済成長は財政や金融などのマクロ的経済政策でコントロールできるとするケインズ流の経済学が支配的でした。確かに、戦後の高度成長期頃まではマクロ的経済政策は有効に機能していました。しかし、1980年代からバブル崩壊後の1990年代以降、マクロ的経済政策の有効性に疑念が生じてきています。こうした事態は当初は日本特有の現象かと思われていたのですが、意外と普遍的なものと認識されるよ...
2021/04/21
私たちは日々何かを「選択」して生きています。その「選択」こそが私たち自身を形作り、経営者であればその企業を形づくっています。米国の主要IT企業GAFAの一つで、世界最大のECサイトであるAmazon。その創業者であるジェフ・ベソスは、とある難関大学の卒業式のスピーチで述べました。「他人を犠牲にしてでも賢い人でいたいですか?それとも、他人に優しくする人でありたいですか?」賢く優秀な学生達を前にして...
2021/04/01
2月に日経平均株価が3万円を超え、30年ぶりということで大きな話題になりました。その後も、日本だけではなくアメリカでも、株価の堅調は続いています。一方、実体経済を見ると、新型コロナの感染拡大で緊急事態宣言が延長されるなどして、GDPは落ち込み、とても好調な経済とはいえません。 こうした実体経済と懸け離れた好調な株価の見方には2通りの意見があります。一つは、株価は将来キャッシュフローの現在価値を示...
2021/03/22
帝国ホテルに入社すると、「100-1=0」というサービスの心得を教わると言います。これは当時の第一勧業銀行出身で、後に社長、会長等を歴任された藤居寛氏の教えとして有名な言葉です。ホテルでは、ドアボーイがお客様をお迎えして、滞在中様々な担当者が連携しておもてなしし、最後にまたドアボーイがお送りします。その滞在中のどこか一つでもミスがあれば、他でどんなに素晴らしいサービスをしてもすべて台無しになって...
2021/03/01
コロナ禍で業績が悪化する企業が多くなっている中で、本社ビル等の大型の自社所有資産売却のニュースが目立っています。昨年12月にはエイベックスが青山にある本社ビルの売却を発表し、本年の1月には電通が新橋の本社ビルを売却する、との報道がなされました。業績悪化時における、重要な固定資産売却の際の着目ポイントについて考えてみたいと思います。 エイベックスが昨年12月24日に発表した「固定資産の譲渡及び特別...
2021/02/22
「日本資本主義の父」と言われ、明治時代に数多くの企業の設立に関わった大実業家である渋沢栄一。2021年の2月14日から渋沢栄一の生涯を描くNHK大河ドラマ「青天を衝け」がスタートし、2024年を目途に変更が予定されている新一万円札の肖像にも選ばれたことで、話題を呼んでいます。 その渋沢栄一の代表的な著作である『論語と算盤』は、「人はどう生きるべきか」「どのように振舞うのが人として良いのか」を学ぶ...
2021/02/01
新型コロナの感染拡大はビジネスに大きな打撃を与えています。ただ、ビジネス側の打撃の受け方は一様ではなく、感染拡大が収束した時、元に戻るものと戻らないものがあります。コロナ禍は、いつかは分かりませんが、必ず終わりが来ます。その終わりが来た時に備え、自分の会社が受ける打撃の態様を見極め、対策を練っておかなければなりません。
2021/01/20
わずか3人で細々と始めた事業を、一代で世界的な企業にまで成長させ「経営の神様」と崇められた松下幸之助氏。皆さんもたくさん本や雑誌で、松下幸之助氏の経営哲学や経営のコツを目にされていることと思います。今回は私の好きな言葉の一つ、「雨が降れば傘をさす」について解説したいと思います。 ある新聞記者が松下氏のところに取材に来たとき、「あなたの会社は非常に急速な発展を遂げられましたが、どういうわけでそうな...
2021/01/05
金融庁は銀行による中小企業の事業支援を促す融資改革の議論を始めた、との報道がありました(2020年11月5日付日本経済新聞)。これまでの不動産担保や経営者の個人保証に偏った融資慣行を見直し、企業の技術や顧客基盤など無形資産などを一括で担保にできる制度作りを目指す、ということです。こうした制度改革により、銀行が企業の将来性を評価して資金を出しやすくすることで、経済の再生を後押しすることを狙いとしてい...
2020/12/21
『ビジョナリーカンパニー』シリーズなど、世界累計販売部数1,000万部以上のベストセラーを世に送り出している著者ジム・コリンズ氏は、「良い会社から偉大な会社への飛躍とは、巨大な重い弾み車をまわし続けるようなものである」と述べています。(『ビジョナリーカンパニー弾み車の法則』(日経BP))巨大な弾み車は、力いっぱい押すとほんの数センチ動く。更に力を込めて押し続けると、ようやく一回転する。そこで手を止...
2020/12/01
新型コロナ感染防止のため、リモートワーク(在宅勤務)が普及したおかげで、この数カ月で我が国の労働者の働き方はかなり変わってしまいました。その流れが本当に定着するか、あるいは、定着することが我が国にとって本当に望ましいことなのか、ということが問われています。